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2011年3月25日金曜日

「50人の英雄」と『闇に消される原発被曝者』(これは真実か?)

福島の原発事故。
現場の作業員について、「50人の英雄」と海外メディアで報道され、あたかも美談のように語られています。

しかし、もし、ジャーナリスト樋口健二氏の『闇に消される原発被曝者』(出版:御茶の水書房)や、美浜の会による報告「調査報告/原子力発電所における秘密-日本の原発奴隷」の中に書かれている内容が真実であれば、「50人の英雄」は美談どころか、「数千人の奴隷」の前書きがあることになります。

後者の報告の一部抜粋:
「日本の原子力発電所における最も危険な仕事のために、下請け労働者、ホームレス、非行少年、放浪者や貧困者を募ることは、30年以上もの間、習慣的に行われてきた。そして、今日も続いている。慶応大学の物理学教授、藤田祐幸氏の調査によると、この間、700人から1000人の下請け労働者が亡くなり、さらに何千人もが癌にかかっている。」

もし、その内容が真実だとすれば、原子力発電所はそもそも、労働管理について極めて杜撰且つ人権無視の上に成り立ってきたと言えます。昨日の被曝事故も「さもありなん」ということになります。危険な仕事をする「作業員」は原子力発電所で正しく教育・訓練を受けていない、「東電の関連会社?」から調達した作業員であれば、現場の体制・マニュアルなどあったとしても、そもそも徹底できるわけがありません。

短靴で水浸しのタービン建屋で作業すること自体、現場の体制・マニュアル以前のこととして、「作業員」とはいったいどういう人たちなのだろうか?という疑問に突き当たります。メディアの発表を普通に聞けば、当然、原子力発電所の現場を知る東電の社員が命を賭けて作業をしているのだろうと思います。

by R. Enomori

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