TweetAdderを始めませんか?

ページ

zChocolat (Stylish Elegance chocolates in deluxe mahogany chest box)

2011年3月1日火曜日

有楽町線の発車チャイムは安全軽視です。

私は通勤で東京メトロ有楽町線を利用します。

2月も後半から和光市と池袋間の各駅で、メロディー式の発車チャイムがかなりの大音響でホームに鳴り始めました。
以下はYouTubeでの投稿ビデオです。実際の音はかなり大きいものです。
上りと下りで別々のチャイムが鳴ります。ということは、同じホームで上りと下りの電車が同時に発車となるとチャイムが重なって鳴ります。



正直言って、うるさいです。電車の中で本を読んだり、うたた寝をしている時にこのチャイムはかなり頭にきます。

発車チャイムは、乗客に電車の発車を告知する為のものです。その機能は電車の運行上、必要なことはわかっています。
私は健常者なので、チャイムがなくても乗り降りに支障はありません。なので、うるさいとかの文句のレベルです。

しかし、もし視覚障害者だったらどうでしょうか?目で確認できなければ、聴力で周囲の状況を判断しなくてはならないでしょう。道路と線路の違いはありますが、視覚障害者への安全の配慮ということでは、視覚障害者用交通信号があります。

視覚障害者用交通信号においては、且つてはメロディ式や同種同時方式・同種鳴き交わし方式など、警告音に統一がなく、視覚障害者の混乱を招いていましたが、2003年10月に警察庁から擬音式の異種鳴き交わし方式を整備するように通達が出されたこともあって、新たに設置される交通信号からこの方式に統一されつつあります。以下YouTubeの投稿の通り。



さて、有楽町線の発車チャイムですが、道路と線路の違いはあっても、上述と同じ配慮が鉄道会社にはして欲しいものです。何のためのチャイムか?公共交通機関の安全という使命に従えば、交通弱者である視覚障害者に最も配慮しなくてはならない筈です。上りと下りの電車のチャイムが盛大に重なり合って、全く目的を果たさない騒音と化している状況は安全軽視と私には思われます。なぜ、メロディが必要なのかも、視覚障害者用交通信号ではメロディ式が視覚障害者の混乱を招くとのことから廃止されている経緯からすれば、再考すべきでしょう。

私は仕事で何度かドイツの地下鉄(Uバーン)に乗りましたが、発車時の警告音は上りと下りで音の高さを変えただけのブザーでした。明瞭且つシンプルで、とてもわかりやすいものです。安全とはこういう形で図るべきでしょう。



by R. Enomori

0 件のコメント:

コメントを投稿