前回はフォローの関係を構築するための機能について説明しました。
今回は第4から第6のブロックに関する説明です。
(“Open User”ボタンを押して切り替わった画面上の左側に表示されるツールバー…いくつかのブロックに分かれて表示され、三角形のマークをクリックするとオプションがさらに表示されます)
今回でTweetAdderを使うための各種機能の説明が終わります。
第4のブロックには、TweetAdderを使ってみて、おそらく最も便利だと思う機能が集約されています。その機能はbot(ボット)と呼ばれるtwitterのAPIを利用したプログラムです。botは「ロボット」の略称です。その名の通り、何かの作業を自動的に行うプログラムのことで、twitterに関して言えば、ネット上の情報をある条件にて集めてつぶやいたり、あらかじめセットしておいた情報をある間隔でつぶやいたり、twitter上の任意のユーザのつぶやきをある条件でRT(Retweet)したり、といったことを自動的に行う機能を意味します。
4番目のブロック:
[つぶやく(Tweets)]
この画面でつぶやく内容について作成しリスト(Tweets list)に登録することができます。リスト上のつぶやきに関しては、任意の条件にて自動的にTweetAdderを介してtwitter上に発信されます。自動処理させるには、自動処理を行う(Automation On)のボタンをクリックします。
画面上のブランクになっているフィールドにつぶやく内容を入力して作成します。
つぶやきを作成する際に用意されているオプションは以下の通りです。
(なお、Tweet Generatorと表示されている画面で、つぶやく内容を編集することができます。編集が済み次第、後述のAddにてリスト(Tweets list)に登録することができます。)
URL Shortener
つぶやきに任意のインターネット上のサイトをリンクさせたい場合に、URLのアドレスを貼りこみますが、長いアドレスをそのまま貼りこむとtwitterの文字制限の為につぶやきの字数を少なくせざるを得ません。このURL短縮機能(URL Shortener)をクリックし、表示される窓にリンクさせたいURLのアドレスを入力して変換のボタンを押すことによって、短縮されたURLが自動的につぶやきに加えられます。
MP3
あなたがミュージシャンなら、あなたの音楽をtwitter上で簡単にプロモーションできます。画面上のMP3と表示されているボタンを押すと、PC上のMP3データを指定するようにたずねてくるので、任意のデータを指定し、曲のタイトルなどを入力した後、アップロード(upload)のボタンを押すことによって、TweetAdderと最適にリンクしているMP3データサイト(mp3twit.com)にデータをアップロードします。そのデータのmp3twit.com上の短縮されたURLが返されます。プロモーションのメッセージを加えればできあがりです。誰もがmp3twit.com上のあなたの音楽をtwitterを介して共有することができます。音声データなら音楽に限らないので、講演会や朗読などの音源も利用できます。twitterのつぶやきに含まれるURLをクリックすることによって瞬時にmp3twit.comに接続し、音声データが再生されます。
Symbols
シンボルをつぶやきに加えると、文字だけのつぶやきに表情を与えることができます。Symbolsをクリックすると、twitterで使用可能なUTF8準拠のシンボルの一覧が表示されます。任意のシンボルを選択して加えることができます。
Link History
TweetAdderを用いて過去に短縮したURLやMP3データを参照し再び用いることができる機能です。
Post Tweets every x to y
つぶやきをtwitterに発信する間隔を分単位で予め設定することができます。何分(x)から何分(y)の範囲でランダムに発信をさせることができます。
Maximum # of Tweets to Post per day
一日あたりのつぶやきの回数の上限を設定できます。自動処理モードで用いる機能です。設定の回数に到達した時点で自動的につぶやく機能が停止します。午前零時に回数がリセットされます。
Add
追加(Add)はつぶやく内容を予めリスト(Tweets list)に登録するためのボタンです。自動処理モードで用いる機能です。
Tweet Now
今つぶやく(Tweet Now)場合に用います。
[Unique Tweet Generator]
同じ内容を言い換えてつぶやく際に便利な機能です。
英数の括弧([ ])と英数のコンマ(, )を用いた構文で、コンマにて区切られた単語がランダムに入れ替わることで、つぶやきの表現が自動的に変わる仕組みです。
例:[赤い, 白い, ピンクの][カーネーション,薔薇]を[恋人に,母の日に]贈りませんか?
構文を上手に組み立てれば、あたかもその都度つぶやいているように見せることができます。
[RSS Feed Tweets]
RSSは、ニュースやブログなど各種のウェブサイトの更新情報を簡単にまとめて配信するための文書フォーマットです。これらのサイトで任意の更新情報に付随したRSSのマークをクリックするとRSSのデータが表示されます。その状態でブラウザのURLのアドレス欄に表示されるfeedsで始まるアドレスを用います。このアドレスを使ってニュースやブログの更新された情報をつぶやきに自動的にフィード(Feed)する(送り込む)ことが可能です。TweetAdderにはこの機能(RSS Feed Tweets)が備わっています。
上述のつぶやく(Tweets)で予めセットしておいた内容をつぶやくだけでは、素っ気ないし、かと言って、その都度つぶやくのもネタがない場合に、RSSから情報をフィードすることで、話題を作ることができます。RSSのソースを組み合わせることで、つぶやきにクォリティーを加えることができます。RSS Feed Tweetsは自動処理を行う(Automation On)のボタンをクリックすることによって機能します。
RSS URL
RSS URL (URL of the RSS resource)と表示の欄に上述のfeedsで始まるアドレスを入力します(入力欄にhttp://と表示が出ていますが、その部分を消してfeedsで始まるアドレスを入力します)。TweetAdderでは"feeds" で始まる URL を RSS のフレームと認識しているようです。
title
RSSでフィードする情報のタイトル(title)をつぶやきに加えたい場合はこの欄をチェックします。RSSのtitle部分は内容をコンパクトに表示している場合が多いので、チェックをお勧めします。
description
RSSでフィードする情報の本文(description)をつぶやきに加えたい場合はこの欄をチェックします。RSSのdescription部分はtwitterの文字制限を超えた字数で記載されていることが多く、この欄をチェックしても超えた分のテキストは自動的にカットされることと、どのみちリンク先のURL(後述)で内容は参照できるので、チェックを外すことをお勧めします。
Links in the RSS feed
上述のRSS URLの欄に任意のfeedsで始まるアドレスを入力すると、自動的にURLを短縮化します(Tiny.lyを使用)。
Tweet Prefix
RSSでフィードする内容の先頭に任意のテキストを付加することができます。たとえば、[最新ニュース]といった具合です。
Tweet Suffix
RSSでフィードする内容の末尾に任意のテキストを付加することができます。例えば、あなたを特定するアカウント(@....)とか、ハッシュタグ(#....)です。
[@Replies]
あなたに対してつぶやいた(@ you)twitter上のユーザ(@ …)に対して、予め登録しておいたメッセージをランダムに選択し自動的に返信する機能です。メッセージの登録の仕方は上述のつぶやく(Tweets)と同じです。自動処理を行う(Automation On)のボタンをクリックすることによって機能します。
[Re-Tweets]
twitter上の任意のユーザ(@...)のつぶやきを自動的にRT(Retweet)する機能です。
ユーザ毎に以下の条件を設定してリストに登録することができます。自動処理はリストに登録されたユーザについて行われます。
Twitter Username
RTの対象とするtwitter上の任意のユーザ(@...)を入力します。
Tweet Keyword (optional)
上記ユーザのつぶやきで任意の単語を含むものだけを選んでRTしたい場合に、その単語を入力します(空欄の場合はすべてのつぶやきがRTされます)。
Post Re-Tweet Every x to y Minutes
RTの間隔を分単位で予め設定することができます。何分(x)から何分(y)の範囲でランダムにRTをさせることができます。
Maximum # of Re-Tweets per Day
一日あたりのRTの回数の上限を設定できます。自動処理モードで用いる機能です。設定の回数に到達した時点で自動的にRTを送る機能が停止します。午前零時に回数がリセットされます。
5番目のブロック:
[Thank you Direct Message]
あなたをフォローしてくれたユーザに対して、予め登録しておいたメッセージ(ありがとう)をランダムに選択し自動的に返信する機能です(ダイレクトメッセージとして)。メッセージの登録の仕方は上述のつぶやく(Tweets)と同じです。自動処理を行う(Automation On)のボタンをクリックすることによって機能します。
[Send Direct Messages]
あなたをフォローし続けているユーザに対して、予め登録しておいたメッセージをランダムに選択し自動的に返信する機能です(ダイレクトメッセージとして)。送信ログ(sent messages log)をあなたが消去(clear)するまで、一人のユーザには一つのメッセージ(同じメッセージが重複して送られることはありません)だけが届く仕組みです。何かのイベントを一斉に告知する場合などに使うことができます。
# to Send
一日あたりのメッセージの回数の上限を設定できます(250回まで)。自動処理モードで用いる機能です。設定の回数に到達した時点で自動的にメッセージを送る機能が停止します。午前零時に回数がリセットされます。
Time Delay Between Messages
メッセージ送信間隔で秒単位で設定できます。初期値のままで構いません。
6番目のブロック:
[Search Trends]
この窓はtwitter上でのトレンド(傾向)を現在(Current)、日毎(Daily)、週毎(Weekly)で示すものです。つぶやき検索(Tweet Search)にこのトレンドが役に立ちます。
長くなりましたが、以上でTweetAdderの一通りの機能の説明を終えます。
次回は、TweetAdderで何ができて、何ができないかについての説明をします。
以上
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